人間は皆平等ではない。
正直に、人に優しく、気を使い、懸命に働いてもある日突然30歳で首をつる。
人をいじめ、罵り、だまし、人を見下しながら生きても、あー楽しい人生だったと80歳の大往生。
人は平等でも不平等でもない、ただあるだけ。この世のものは皆そこにあるだけ。人が首をつっても、線路に飛んでもただそれだけ。大金稼いで大病院で死んでもただそれだけ。みんな灰になるだけ。
それを受け入れられない。
「私は〇〇のためにこの世に生まれた。」
なんて言ってるけど、真実じゃない。
生まれた、これは真実。
自殺もタヒ、
病タヒもタヒ、
事故タヒもタヒ、
老衰もタヒ、
皆同じタヒ。
みんな一人残らず体は腐り、思考は消える。
これは真実。
意味なんか付けるから真実がわからなくなる。
意味を付けても人はタヒぬし、生き返らない。
真実が知りたいと言っている人でも、真実を知るのを怖がっている。怖がるどころか無視しちゃってる。
真実しかない場所に行くと怖くて長いことそこに居れない。
そこはとても美しくて。涙が出るほどホッとする。
彼の行き着いたところは紛れもない真実。
さようなら。