《汚物注意》
「鬱を直したきゃ薬よりもカウンセリングよりも何よりも先ずは腸内を善玉菌まみれにしろ」
と訴えたい位、私の鬱は腸内環境に左右されていると思う。
全ての患者に当てはまるとはいわないが、私は
「腸内環境が精神疾患に多大な影響を与えている教」
の信者だ。
この説を実感し、信じられるようになるまで20年近くかかったが。
つい先日も抗生物質を3週間ほど処方される機会があったけど、飲み始めてから暫くすると毎晩のように悪夢を見始め、起きた後もイライラして旦那をいじめ始めた。整腸剤も飲んでいたんだけど。
思えば子供の頃から胃腸の動きが悪かった。
ここで強調したいのは、「胃腸が弱い」わけではなく、「正しく動かない」ということ。
7才の時にウンコが出なさすぎて病院で浣腸を打ってもらった時にでた、ホントに便器山盛りの映像は今でも忘れられない。
摂食障害の過食嘔吐の影響もあり、10代の頃からウンコは週に数回出るかでないか、常に下腹部は張ってカチカチ、出てくるウンコもカチカチで常に切れ痔。下剤を飲めば必ず腹痛と下痢。
旅行中などは1週間だろうが10日だろうが100%出ないので、下剤を持って行かないと落ち着かなかった。
たびたび胃の動きが止まり、朝食に食べたものが夜まで消化されない。
その当時は「腸内フローラ」という言葉もない時代、「ただ出すこと」ばかりに気を取られて善玉菌のぜの字も頭にはなかった。
それが今は2日に一回、調子が良ければ毎日出る。切れ痔ともおさらばし、かかる時間もいきむ力も昔の10分の1、残便感も殆どない。
大きく分けると2段階位を経て、腸内環境が現在までに改善していったと思う。
一段階目は投薬開始後、鬱の急性期をすぎた頃、
二段階目は投薬やカウンセリングと平行して認知行動療法、
自立訓練法、
体の緊張に気づきコントロールする事、
に力を入れ始めた頃。
私の場合、良い先生に巡り会えた事で薬が的確に処方され、適切なカウンセリングで認知の歪みを自覚できた事で、自然と腸内環境が改善していった。
かつての私もそうだったが、
自分に合って、ある程度の信頼も置ける精神科医やカウンセラーに巡り会うのはなかなか難しい。患者を薬漬けにして楽に金儲けをしようとしたり、おもちゃのように扱う人がたくさんいるからだ。
そういう時や、通院していてもなかなか症状の改善が進まない時にまず腸内環境に目を向けてほしい。
外に出て運動する事はかったるくてなかなか出来ないが、整腸剤をひたすら飲むだけならまだ出来ると思う。
ウンコがスムーズに出きってお腹が空っぽになった時のあの幸福感は、どんな精神薬より効く効く!
ウンコが出きらない時の「なんかすっきりしない。」はお腹ではなく、頭の中の事でもあったのだ。