不純な動機

動機はどんなでも、不純でも、

彼に会いたい。

 

彼は私の気持ちを知らない。

ただ会いたい、彼の姿を目で追いたい。

彼とのラインのトーク履歴を見ても仕事の短い会話だけで気休めにもならない。

 

彼に触れたい、

声を聞きたい、

私に向けた声じゃなくていい。

気配だけでもいい、

彼を感じたい。

“恋い焦がれる”なんてクサイセリフだと思ってたのに。

 

きっと人肌恋しいだけだと思う。

私は純粋じゃないしそんな歳でもない、

 

ほんとに困る、

こんな気持ちは過去のどっかに置いてきたかったのに、なんで未だに湧いてくるんだ。

指先でほんの少しでもいい、

触れたい、

彼の熱を味わいたい。

 

妄想することを許してください、

私は意志が弱いから思うことを止められない、

期待することを止められない、

経験したばっかりに、こんな時いくらでも思い浮かぶ願望。

あなたにしてほしい事、

あなたとしたい事、

いくらでも思い浮かぶ。

 

早く、

早く、

休みの日がこんなに長く感じる。

 

告白なんてしない、

そんな勇気はないし、傷付きたくない。

ただ気持ちのいい想像がしたいだけ、

セックスが出来ればいい。

私は人と長く居れないし、

上手くやれないから、

 

 

なんであなたに会いたいか分からない。

 

好きなのかも分からない。

でも恋しい、

私の気持ちに気づかないで欲しい。

やっぱり気づいて欲しい。