掌で守られている事

人がするすべての行動はタヒを恐れるが故なのに

どうしてジシするのか

寝食も

人を騙すのも

戦争するのも

人を好きになるのも全て

タヒの恐怖から逃れる為なのに

なんでタヒんでもいいと思って

ほんとにタヒぬのか



今日

突然積乱雲が出来て私の真上の空だけ真っ暗になって大雨が降った

遠くの空は明るくて

外なのにまるで屋根の下にいるみたい

大きな雨粒に巻き上げられるホコリの匂いを嗅ぐのが好きだ

バンバン雨粒がひさしを叩く音を聞くとワクワクする

そんな時外を眺めてると

「生かされてるな」と思う

自然はこんなに大きくて

どこにでもいて

なんの意味もなくこんな事をする

そのせいで人が死のうがお構いなし

まさに掌の猿

いや、米粒程度か

そんな事も忘れて自然を破壊しかつ操ろうなどと

ほんと人ってバカねと

雨を見ながら思った

生かされていることを忘れるから

自分など特別でも何でもない

誰であろうと存在に理由などなく

意味もない

それを忘れるから

ジシするんだ


みんな同じ

自分だけじゃない

あいつだけでもない

みーんな同じ