親に甘やかされた長男を私は
「負の遺産」
と呼んでいる。
私が知る幾人かの甘やかされた長男の所業をいくつかあげてみる。
30代で職場の女を2回妊娠させ2回中絶させる。
もちろん仕事しない。
口を開けば悪口か自慢話。
自身の揉め事の責任をいっさいとらない。
高齢の一人暮らしの母親の年金をむしり取り、兄弟の稼いだお金を黙って使い込む。
などなど。
面白いくらい良いところがない。
「お金を使い込まれた兄弟」に話を聞いたところ、昔は長男は大切な跡継ぎなので同じ兄弟の中でも別格の扱いだったらしい。母親も長男のする事は何も咎めず、自身が貧しくとも長男にせがまれればお金をあるだけ渡していたという。
もちろん皆がそうではないけど。
ふと思った、
「家を継ぐ」とは何なのか。
恥をさらす以外生き方を知らない人間に跡目を継がせてまで何がしたいのか。
きっとこれは宗教だ。
死ぬの怖い
↓
死にたくない
↓
忘れられたくない=存在を残したい
↓
何が何でも名前を残したい(アトツギ教発足)
↓
中身なんかどうでもいいから
↓
甘やかされた長男誕生!
本来の志がどこで濁ってしまったのか。
ちなみに前述の長男達は結婚できず、
彼らの代で本家筋断絶となった。